精神疾患の再発、双極性障害かもしれない不安

うつ病

動画はこちら

みなさんこんにちは、鞍馬欄子です。
私は中学生の頃に精神疾患になり、一時期回復したものの社会人になってから再発しています。
今回は今後病状が良くなったとしても再発してしまうかもしれない不安、また双極性障害かもしれない不安についてお話ししたいと思います。

私の精神疾患歴について

少し長くなりますが私の精神疾患歴についてお話しします。

中学・高校時代

この時は不眠症とだけ診断されていました。他に病名をつけるとしたら、社会不安恐怖障害かなとお医者さんには言われていました。今思うと新型うつのような症状だったと思っています。この時は新型うつという概念がありませんでした。


症状は
・不眠
・体重減少
・学校(教室)に行けない
・宿題をしようとすると熱が出るなど、具合が悪くなる
・勉強ができない
・気持ちの落ち込み
・保健室登校中など、仲の良い友人といる時は元気
・気持ちが安定しないことで友達関係でのトラブルが多い
・辛くて助けて欲しいがために自殺未遂を図る
・金遣いが荒くなり貯金を使ってしまう
・ネット上の知らない人に会いたがる
ざっとこんな感じです。


時系列順に流れをまとめます。
中学1年夏:夏休みの宿題ができなくなる。新学期から休みがちになる。
中学2年冬:教室に行けなくなる。3ヶ月間入院する。
中学3年:保健室登校のまま卒業。
高校1年夏:別室登校を始める。半年間入院する。
高校2年秋:ある日突然独断で薬をやめる。大学進学を志望する。
高校3年:普通に学校に通えるようになる。


発症してしまった大きな理由は、中学受験をした後に燃え尽きてしまったことが原因だと考えています。また、大学進学を志望したのは、このままの状態で実家にいても何も変わらないと思ったからです。

大学生

東京の大学に進学し、一人暮らし(寮)をすることができました。
大学時代は元気に過ごせていて、中学高校時代に病気だったのは自分の勘違いだったのではないかと思うほどでした。
ただ就活がうまくいかず、そこで不眠になり精神科に一時期通いました。就活が決まってからは通わずに済みました。

社会人

社会人2年目の冬にうつ病と診断されました。


この時の症状は、
・不眠
・お風呂に入れない
・化粧など、身なりが整えられない
・遅刻
・仕事のことを忘れるために休日にやたら活動的になる
・活動したいのに夕方まで寝てしまう
・希死念慮
等です。


発症した大きな原因は、周りと比較して仕事ができないことで思い詰めてしまったからです。
お風呂に入る気力が湧かなくて朝方まで寝れずに起きていることが増えてしまいました。それに伴い睡眠時間が短くなり、身だしなみが整えられなかったり、遅刻することが多くなりました。
最終的には急行待ちのホームで「今飛び込んだら死ねる」という発想になってしまい、そこで初めて自分がまずい状態だと気づきました。
また、休みの日に強制的に仕事以外のことを考えるために予定を詰め込んだり、それでも結局体が動かなくて寝たきりで過ごしてしまうことも多かったです。この時は無理に新しく習い事を始めたりして、体に負担をかけてしまいました。

休職後から今までの経過

・一時期寝たきりになる。
・noteやYouTubeを始める。
・金遣いが荒くなり、アニメグッズを買い漁った。
・突然退職する。
・転職後はやる気に満ち溢れている。


今思うと休職後は躁転していたように感じます。しかし、その当時は「元気になった〜」と考えていました。

精神疾患の怖いところ

これまでお伝えした通り、精神疾患になるとまともに学校に通えなくなったりまともに仕事ができなくなったりします。仕事ができないと収入に関わってくるので死活問題です。

治療方法

基本的に薬物治療です。中学高校時代はカウンセリングも受けていましたが、カウンセリングは保険適用外のため料金が高く、現在は受けられていない状態です(お金を出してくれていたお父さん、ありがとう)。

よく「精神科の薬は依存性があるから飲まない方がいい」という意見を聞きますが、私は「薬を飲んで普通の生活ができるなら、もう飲んだままでいいかな」と思っています。
というのも薬を飲まなかった時期もありましたが、結局再発してしまったからです(病名が違うので再発とは言わないかもしれませんが)。
薬を飲んでいない時は本当に元気で、これがずっと続くものだと思っていました。でも結局また精神疾患になって、辛い思いをしました。もし今後良くなったとしてもこれをずっと繰り返すとなると非常に辛いです。予防の意味も込めて薬は飲んだままのほうがいいのかなと感じています。

再発への不安

先ほどもお伝えした通り、再発するくらいなら薬を飲み続けた方がいいと思っています。
私がなぜここまで再発を恐れているかというと、うつ病は再発率が高いからです。一度再発、二度再発でどんどん再発率が上がっていきます。
今元気に過ごせていてもまた辛い時期が来ると思うと怖いです。


また躁転についても危機意識を持っています。
躁転とは、抗うつ剤を飲んだことで元気になりすぎてしまうことを指します。

抗うつ薬による躁転について|川崎市の高津心音メンタルクリニック 高津区溝の口 心療内科 精神科
川崎市高津区溝の口駅から徒歩3分の心療内科・精神科【高津心音メンタルクリニック】です。憂鬱な気分や不眠さまざまな症状に対ししっかりとお話を伺い治療を進めます。不安になった時や困った時にお気軽にご来院ください。


これまでの病歴でも躁転と思われる症状がいくつかありました。躁転の怖い所は、その場では元気になったと勘違いしてしまう所です。特にお金の面では後から気づいて後悔してしまうことが多かったように思います。


また、ただの躁転ではなくて、双極性障害の可能性もあるのが怖いと思っています。

双極性障害(躁うつ病)|こころの情報サイト
こころの病気といっても、種類も症状も様々。病名をつける方法は体の病気とは考え方が異なり、主に症状や持続期間、生活上の支障などから診断名をつけます。

大学時代は薬を飲まずに過ごせた期間が長かったのですが、これがそもそも軽い躁状態だったかもしれません。考えすぎかもしれませんが、今の自分の状態がただ元気なだけなのか、それとも病気や薬のせいなのか、自分でもその場では見分けがつかないので治療するにもどこまで医師に話せばいいのか難しいと感じています。
双極性障害は医師でも誤診が多い病気ですし、今のところ診断名は変わっていませんが、処方されている薬は双極性障害の治療にも用いられる薬が多いので、自分でも気をつけていかなければいけないと思います。

周りにうつ病の治療をしている人がいたら

何か「おかしいな」と思うことがあったら、止めて欲しいです。
例えばやたら金遣いが荒くなったり、急に活動的になった時などです。
先ほどもお伝えした通り、その場で自分で気づいてブレーキをかけるのは本当に難しいです。


私がアニメグッズを買い漁っていた頃の話ですが、一人でも買うことがありましたが大体友人と一緒にいる時に買っていました。活動的になっているのもあって、人と一緒にいるとテンションが上がっちゃうんですよね。その時は友人に「なんか羽振りが良くなって一緒にいて楽しいわ」って言われていました。ちょっといつもと違うなとは感じていたみたいなんですが、まさか向こうもそれが薬のせいだとは知らないので一緒になって楽しんでいました。

これはしょうがないことだと思いますが、もしこの動画を見てくださっている方の周りにうつ病の方がいて、普段と様子が違ったらちょっと声をかけてみて欲しいです。

まとめ

精神疾患の辛い所は、今の状態が自分の怠けとか性格のせいなのか、それとも病気のせいなのか自分でも判別がつかない所だと思います。だからなるべく俯瞰して自分のことを見られるようにしたり、他人の助けや医療行為が必要なんだと思います。だから今悩んでいる方も、病院に通うことや人に頼ってしまうことに引け目に思わないでいて欲しいです。
私の経験が誰かの役に立てるのであれば幸いです。

今回は再発や躁転への不安ついてお話ししました。ここまで見てくださった皆さんありがとうございます。noteもやっていますのでぜひ遊びにきてください。

タイトルとURLをコピーしました